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市民活動について

◆ここ数年、「市民活動」「ボランティア」「NPO」などの言葉をテレビや新聞などでよく見かけます。
 市民活動とは、営利を目的とせず、市民の自主的な参加と支援によって行われる公益に寄与する活動です。ただし、政治活動や宗教活動を主たる目的とするものは、市民活動とは呼びません。
 つまり、市民活動は、市民自らがさまざまなニーズに対応したサービスを提供したり、社会的な課題を解決することを目的をした、「よりよい社会をつくるための、市民の、市民による、市民のための自発的、自主的な活動」と言えます。
 平成10年(1998年)12月1日「特定非営利活動促進法」(NPO法)が施行されました。阪神・淡路大震災以来ボランティア・市民活動の役割が注目され、また、NPO法によって簡易な手続きで法人格が付与されることになり、今後ますます活発化が期待されます。
 それでは、市民活動にはどのような活動があるのでしょうか?NPO法には17分野が定められていますが、複数の分野で活動している団体もあり、また同一分野でも具体的な活動内容は団体によって異なります。団体の規模・活動範囲も多様です。国内で認証を得た特定非営利活動法人(NPO法人)だけで2万を超え、NPO法人への申請を行っていない団体まで加えるとその数は大変な数です。
 「趣味・サークルは市民活動か?」という質問も良く受けます。市民活動グループと趣味・サークルグループとの区別は明確ではありませんが、趣味・サークルグループでも会員以外の人たちに活動を披露したり、他の団体とのつながりをもつために活動の輪を広げ、社会との関わりを深めることにより、公益的な活動を行う市民活動へと発展していきます。

◆ 「市民活動」と「ボランティア活動」の違いは、ボランティア活動が、「個人が個人のために、また単発的に行うことのある活動」までを含んでいるのに対し、市民活動は、「社会的な課題の解決に向けて、組織的、継続的に取り組む活動であることが特徴です。「ボランティア活動」とは、個人や団体が、他の人々や社会のために自発的、自主的に行う、公益的な活動のことです。このように、ボランティア活動が主に「個人の思い」の表現であることに対し、市民活動は「社会的な役割」を意識した表現となっています。ボランティア活動も、市民活動の一部と考えることができます。
 
◆「NPO」は、Non-Profit Organizationの略で、「民間非営利組織」と訳されます。広義では、市民の自主的な参加による自発的な活動を行う団体で共益的な活動を行うものを含みます。このうち、社会貢献度の高い非営利活動を行い、社会的に責任のある組織としてその活動を継続的・発展的に行うことを特徴とする組織を、狭義のNPOといいます。また。特定非営利活動促進法(NPO法)に定める活動を行うNPOに対し、「特定非営利活動法人」として法人格を付与した組織を一般的にNPO法人といいます。
 「市民活動」は狭義のNPOを中心に、「市民が主体となって、自発的、継続的に社会貢献活動を行う、営利を目的としない組織の総称」と定義しています。
 これら市民活動は地縁型とテーマ型の大きく二つの形態に大別できます。
 八尾市においては、住民と地域との結びつきが強く、住んでいる地域での活動が盛んに行われています。このように、地域単位で「まちづくり」や「コミュニティ」を中心とした組織を運営されている自治会や町内会などといった市民自治・コミュニティ活動を行う団体は「地縁型市民活動団体」と言われています。
 一方、地域を限定せず、市域を超えて、それぞれのテーマに基づいて活動を行う団体があります。例えば、環境や福祉、教育などを使命(ミッション)として活動する団体は以前からもありましたが、都市化の進展や、余暇時間の増大等を背景として、特に特定非営利活動促進法の制定以来、増えています。このような団体を「テーマ型市民活動団体」と呼びます。

◆どちらも非営利で公益活動を行うことでは、狭義の市民活動団体(NPO)であり、ともに地域づくりに重要な役割を担っています。そして、両者が互いに連携し、協働することがよりよい地域社会の発展に寄与します。例えば、地域で行う環境や福祉、まちづくりといった活動を、テーマ型市民活動団体がそのノウハウの提供などを行う。また地縁型市民活動団体がテーマ型市民活動団体に活動の場を提供するなどが考えられ、これらは縦糸と横糸の関係であり、互いに織り合わされることによってよりよい八尾市の地域社会が形成されるのではないでしょうか!
 市民活動は、市民自らがかかわることが出来るため、行政ではできない社会の変化にすぐに対応できたり、多くの人が活動にかかわることによって自由な発想で取り組み、多様なニーズに対応できると言われています。
 社会的問題や地域の抱える問題に対して、その解決に向けて実際に自ら活動する、つまり市民1人ひとりが「何とかしたい」「私にできることは何か」と想い、その想いを自ら形に変えていくことが市民活動であると言えます。




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